まず、試合が終わったあとの表彰式。



優勝の他に、個人賞の発表があり、MVP選手は、三年連続オフェンスの妖精、ピカ先輩が獲得。



その他ベスト5とベストシューターに秀吉キャプテン、ベストディフェンダーに泰ちゃんが入賞。



新人王やベストガード、ベストフォワード賞は荒商の御劔、慧心の柏原、肥後学の高森がそれぞれ受賞していたっけ。



翌日の月曜日、朝に学校全体の朝礼があり、それぞれの部活の県大会の表彰式が執り行われた。



インターハイ出場を手にしていたのは、団体戦のスポーツでは男子バスケ部のみ。



代表で体育館の前で校長に表彰される秀吉キャプテンと有ちん先輩、そして、座るクラスメイトや他の生徒達を横目にその場に起立しているバスケ部は、一躍有名人となった。



そう、事件はここから勃発したのだ。