【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~

「それに、荒商はインサイドには強くても、外には弱い。でしょ?先生」



「良く気づいた、小鳥遊。向こうには外の選手はおらん。そして、それを防ぐための練習が必然的に出来んのがわかるやろ。やから今回は、冷泉がどんどん点を取る、分かったか?」



その作戦に、了承の意を込めて秀吉キャプテンが頷いた。



「よし…後は勝つだけだ。俺からは何もない」



「じゃーさーキャプテン、いつもの、今回は皆でやらん?」



お互いの拳を引っ付け、行雲先輩が不敵に笑う。



「じゃあ……せーのっ!」



「「「「「ぶっ潰す!!」」」」」



「イエッサー!」



全員でお決まりの掛け声をすると、後ろから答える、ピースをしたピカ先輩。



さー、行こうか!