「「あっ!」」
思わず二人揃って声を上げると、振り返るブロンドヘアーの頭。
その顔はピカ先輩を黒目にして、大人っぽく成長させたような顔で、改めてそっくりだな、と思う。
向こうもこちらが決勝戦の相手だと気づいたのか、目が少し大きく開く。
「あ…兄貴の学校の。どもっス」
ピカ先輩の弟君は、ペコ、と大きな体を屈めて挨拶をしてきた。
「歩君だったかな?決勝戦はよろしく」
礼儀正しい有ちん先輩も、つられてペコリ。
購買の列が進む中、律儀に挨拶し合う決勝戦校に、周りもチラチラと好奇の視線を向けてくる。
弟君の番になりおにぎりと飲料を購入すると、くるり、ともう一度振り返る。
「兄貴にだけは負けたくなかけん…今年は俺達が、本選頂きますよ」
ピカ先輩そっくりのエキゾチックなハーフ顔でのニヤリを決めると、弟君は足早にそこを後にした。
思わず二人揃って声を上げると、振り返るブロンドヘアーの頭。
その顔はピカ先輩を黒目にして、大人っぽく成長させたような顔で、改めてそっくりだな、と思う。
向こうもこちらが決勝戦の相手だと気づいたのか、目が少し大きく開く。
「あ…兄貴の学校の。どもっス」
ピカ先輩の弟君は、ペコ、と大きな体を屈めて挨拶をしてきた。
「歩君だったかな?決勝戦はよろしく」
礼儀正しい有ちん先輩も、つられてペコリ。
購買の列が進む中、律儀に挨拶し合う決勝戦校に、周りもチラチラと好奇の視線を向けてくる。
弟君の番になりおにぎりと飲料を購入すると、くるり、ともう一度振り返る。
「兄貴にだけは負けたくなかけん…今年は俺達が、本選頂きますよ」
ピカ先輩そっくりのエキゾチックなハーフ顔でのニヤリを決めると、弟君は足早にそこを後にした。



