「チキンフィレオ2つとコーヒー、バニラシェイクでお待ちのお客様ー!」
「ほら、行くぞ変態。」
…ニヤケてただけで変態認定なら
先輩たち、神の領域レベルで変態だと思うんだけど、口には出さない。
ほら、俺って大人だしね!
そして、トレーをさらりと持ってくれる
中宮先輩は、やはりオカン。
「え、先輩喫煙席じゃなくていいんですか?」
「一応な。」
誰かに見られても大丈夫なように、か。
まぁ、一応、…本当に一応だけど
風紀委員長だからな、この人。
席に座ると目の前に置かれるハンバーガー。
「マジですか。」
「当たり前だろうが。」
…うむむむむ。
「…全部じゃなくていいから食え。」
「…はーい。」
頑張りますか。
「お前って好き嫌いが多いわけ?」
「いや、好き嫌いなんてないですよ。
ただ、まぁ、元から少食なんです。」
流石に、
”食欲なんかよりも誰かの温かみが欲しいから、毎日体売ってる”
なんて中宮先輩にも言えない。
それに一人で食べるご飯が不味くて
少食になっただなんて言わない。
まぁ、最近は一人で食うことも
少なくなったからな。
朝ご飯は相変わらず食べないけど
昼ご飯もあいつらと食うし。
夜ご飯は相手がいる時とか気が向いたら食べてるし。

