恋する君の可愛いつよがり。


……調子に乗るんじゃなかった。


いまさら後悔しても遅いけど。


「ごめんなさい!大丈夫でし──っ、」



とりあえず慌てて顔を上げて謝罪すると。


……うそ。


目の前にいたのは、今一番会いたくないと思っていた佐久間で。



「あれ?相原?」


隣には男子バスケ部の湯川くんもいた。