「アイツの彼女、俺の妹だよ。六花ちゃんと同い年」
「……え、えぇぇぇぇぇ!!」
武ちゃん先輩の彼女が由弦くんの妹!?
「アイツ、自分からそういうの言わないからね」
人の恋路には首突っ込むくせにね、と苦笑する由弦くんに目が点になる私と佐久間。
いやいやいや、笑えないですから!
「……はぁ、マジありえねぇ」
「ほんと」
引っ掻き回された私たちの身にもなってほしい。
まぁ、そのおかげで両想いになれたんだけど。
「あ、佐久間、武也呼んでるよ」
あ、ほんとだ。
振り向くと、噂の張本人である武ちゃん先輩が佐久間を手招きしていて。
それを見た佐久間はダルそうに首を回したあと、「行ってくる」と言って先に歩き出した。
佐久間も行ったことだし、私もそろそろ呼ばれそうだからみんなの所へ戻ろうかな。


