恋する君の可愛いつよがり。



「……っ、」


びっ、くりした……。


突然後方から現れた大きな手に合わせていた手を叩き落とされ、それに反応する間もなく肩を抱かれ、無理矢理立たされた。



「ちょ、何!?佐久間!」



後ろから回された手に抵抗しようと振り返ってみれば、そこにいたのはなんと佐久間で。



「なになになに!?」



意味が分からないまま後ろ向きの状態で引きづられていく。



ま、また!?



「ちょ、依那ちゃん助け──!」


「いってらっしゃーい」



ちょ、依那ちゃん!?



依那ちゃんに助けを求めるが無視され。


というか笑顔で手振ってるし。


慶太はと言うと、意味が分からないとでも言いたげにオロオロしていた。