恋する君の可愛いつよがり。



「六花ちゃん、佐久間がなに欲しいかわかる?」


「えー、佐久間の欲しいもの?」



コーヒーを飲みながら佐久間への誕生日プレゼントを相談する私と由弦くん。


佐久間の好みがわからない由弦くんはひたすら思いつくものをあげていて。


一方、私はというと、佐久間が普段身につけているものをあげていった。



佐久間の好みというか、好きそうなものはだいたい把握してるつもり。


って、なんか私ストーカーみたい。



「んー、佐久間が好きそうなものっていったら、ピアス、ネックレス、指輪、ブレスレット。あと、靴かな……」


「へー、佐久間ってアクセサリー好きなんだね」



ん?



「あ、そっか。由弦くんは部活してる時しか知らないもんね」



部活のときは外してるから由弦くんが知らないのも無理はないか。