恋する君の可愛いつよがり。




……と思っていてもやらないわけにはいかず。


あれよあれよと合同肝試しが始まってしまった。




っていうか。



「これのどこが怖いのよ!クオリティー低すぎでしょ!!」



私が被っているのはオバケの顔が描いてあるただの白地の布。


かろうじて目は開いているけれど、手抜き感がハンパない。


あれだけ時間を取って用意したのにこの仕上がりって……。


どれだけセンスがないんだろう。




あぁ、もうホントどうでも良くなってきた。


さっさと終わらせて帰りたい。




そう思った時だった。



夜空にピューッと花火の音が響いた。



見上げれば、夜空には小さな花が咲いていて。


それが合同肝試し開始の合図だと知っていた私は、持っていた布を渋りながらも頭から被った。