手をつなぐ。

蒼斗「大丈夫になったんだ。」

希望「うん。まあ、時々、震えるけど、前みたいにずっとじゃないから。」

蒼斗「よかったな。」



希望「あれ、美味しそう。」

指をさして言ってみる。

竜「綿菓子か。買いに行くぞ。」

希望「うん。」


買ってもらった。

希望「美味しい。」

竜「甘いもの好きなのか?」

希望「さあ?」

蒼斗「始めてですよね?きっと。」

希望「うん。始めて食べた。」

涼介「でも、希望が楽しめるのが一番ですから。」

希望「ありがとう。」

類「ねえ、花火、始まるって。行こう」

雄也「何時もの場所が?」

竜「ああ。あそこが、一番よく、見えるからな。」






バン。


ヒューバンバン。



綺麗で色とりどりの花火が、空に上がった。

希望「綺麗。」

竜「だな。」

希望「ありがとう。連れてきてくれて。」

竜「気にすんな。」








そのあと、色々と屋台を回った。



疲れて、私は眠ってしまったみたいだ。


でも、竜がお姫様抱っこしてくれてたみたい…。