「ここでいいのかな?」 見上げた先に表示されたその文字と、佐伯先生に指定された名前が合っている事を確認し頷く。 うん、ここで間違いないはず。 そこは『数学教員室C 佐伯』と書かれた部屋の前だった。 「ここが佐伯先生専用の教員室?先生一人一人に個室の部屋が設けられるなんて…、やっぱり無駄金ばかり使う学園だなぁ」 思わず深い溜息をついてしまった。 そして佐伯と呼び捨てにしていたのがいつの間にか、また先生呼びに戻っている事に気づいていない私---