ひねくれ者が集まって。

「失礼だなー。彩音さんは。」

そんなことを言っていながらも、笑う葵。

なんだ。

なんだかんだ言っても、葵、みんなのこと結構好きなんじゃない。

「あー笑った笑った。でもま、美華ちゃんがんばってね?」

彩音さんのその言葉は。

“日向に勉強を教える”ってことについてでなく。

“この先”についてだと思った。

だけど。

「わかりました。しっかり教えておきます。」

気づかないふりをする。

私は、約束は守るわ。

だから、守れない約束なんて、しないの。

《キーンコーンカーンコーン》

「うわああん!お昼まであと一時間しか無いよーっ!」

・・・。

なんで彩音さんが泣いてるんですか。

「はっ。とっとと出てけよババァ。」

ちょ、颯。

そんな吐き捨てるように言わないでよ。

というか、この二人。

仲が良くて言い争いしているのか、悪くてしているのか。

でも、私には・・・。

「お二人って仲良いですね。」

前者にみえる。

気のせい、かもだけど。

本心から嫌ってるワケじゃ、ないと思うの。

「・・・だってよ。」

「ねー。」

否定、しないんだ。

じゃあ、やっぱり。

《キーンコーンカーンコーン》

あ、チャイム・・・。