ひねくれ者が集まって。

「美華、どうかしたか?」

「え?!」

びっくりした・・・。

急に颯が話しかけてきたんだもん。

「どうもしてないよ?」

嘘。

どうもしてないなんて、嘘よ。

でも。

「・・・絶対?」

「うん。透も颯も、ありがとうね?」

誰にも言う気なんてないの。

だから。

忘れてしまおう。

それに。

「なんかあったら、言えよ?」

「うん。ありがとう颯。」

誰かが私を心配してくれる。

それだけで、心強い。

だから。

「さ、この話はおーわりっ!」

忘れましょう?

「わかったっ!」

そう言って笑顔を作る日向の優しさに、心が温かくなる。

“ありがとう”

やっぱり皆、いい人ね。

「それより、僕英語の勉強しなきゃなんだけどっ!」

日向・・・。

どんまい。

「美華ちゃん教えてーっ!」

私?!

いや、別にいいけど・・・。

確か中学生1年レベルからだったっけ?

「じゃあ、アルファベット順番に書いてみて。」

まあ、こんなのは簡単だと思うけどね。

「美華ちゃん。いくら僕でも、それくらいできるってっ!」

うん、私も思った。

「けど日向、前回Jがしになってたよ?」

「ちょ、蓮君なんでそれいうのー?!」

・・・マジですか。

仕方ない。

「日向。私が本気で教えてあげるから、早く書いて。」

なんか使命感半端ないんだけど。

「・・・はーい。」

そう言って黙々と書く日向。

嗚呼、神様。

せめてこの段階でのミスはありませんように・・・。

「書けたーっ!」