ひねくれ者が集まって。

「・・・南百花《ミナミモモカ》」

え?!

桃って漢字使わないんだ。

思いっきり果物の桃想像してた。

「いい名前ね。」

きっと、両親の素敵な願いが込められているんだろうな。

《♪~♪~♪~》

あ、メールだ。

そういば、マナーモードにするの忘れてた。

失敗したな・・・。

「気にしないで出ていいよ。」

そういう蓮の言葉に甘えて。

「ありがと。」

ケータイを開く。

誰だろう?

差出人は・・・あの人。

それだけで、血の流れが速くなるのがわかる。

体が、こわばる。

手が、震える。

頭の中が真っ白になる。

そのまま震える手でメールを開く。

文面には。

『7月分完了』

というだけの、無機質な文字が並ぶ。

無機質な文字なのに、あの人が打ったと思うと。

・・・恐ろしい・・・。

私は早々と。

『了解 ありがとうございます』

とだけ打つ。

たったこれだけ。

たったこれだけなのに、心臓がうるさい。

そのまま勢いでケータイを閉じてポケットにしまう。

「・・・はぁ。」

疲れた。

今になってやっと、今日は7月1日だったな、なんて思う。

心の準備、しとくんだった。

というか、あんなメールいらないのに。

必要ないのに。

“送らないで”なんて、言える勇気もさらさら無いけど。

私ってつくづく、弱いなぁ・・・。