ひねくれ者が集まって。

「あ、卵焼きだっ!」

昨日も食べたけど、美味しかったなー。

重箱の中の卵焼き。

「好きなのか?卵焼き。」

「うん!すっごく美味しかった。」

そういうと颯は、優しく頭を撫でて来た。

うーん。

謎だ。

颯に限らず、みんな頭撫でてくるし。

「はーい、美華ちゃん。あーん。」

箸で上手に卵焼きをつかんで、差し出してくる葵。

へえ、葵って箸すっごく上手に持つのね。

「ん、」

差し出された卵焼きを食べると、昨日と同じ味がした。

うん、美味しい。

「うーん、やっぱり美華ちゃんは面白いねー。」

「え?何が?」

葵って、時々変なこと言うわよね。

「美華ちゃんって意外と男慣れしてたりするの?」

「・・・はい?」

いやいやいや。

何言ってるのよ蓮。

「私が男慣れしてるように見える?」

今まで生きてて初めて言われたんですけど。

「いや、まあ、見えないけどさ。」

・・・。

蓮にしては珍しく歯切れの悪い返事。

「ま、そのうち分かるでしょー。」

そうい言った葵は、私に卵焼きを差し出した箸で食べ始めた。

・・・。

私さ、その箸で食べちゃったじゃないの。

デリカシーなさすぎでしょ。

・・・まあいいけど。

ジトっとした目で葵を見ていれば、わざとらしく、

「んー?」

なんて言って首を傾げてくるしまつ。

絶対確信犯でしょ。

「なんでもないでーす。」

私も早くお昼食べよ。