ひねくれ者が集まって。

「ーーーーーで、私は退学になって、この高校に来たのよ。」

あーあ。

ちょっと計算外かも。

こんな話、する予定じゃなかったのだから。

皆、驚いた顔してるな。

「えー?!ちょ、美華ちゃん優しすぎじゃない?!」

え?!

ちょっと待って。

「日向、いつから居たの?」

急にドアから出て来て・・・。

もしかしなくても、さっきの話聞いてたの?!

「美華ちゃんが話し始めたあたりからー。ね?透君!」

「・・・全部聞いた。」

・・・嘘でしょ。

いや、まあ、いいんだけどね。

でもできるだけ聞かれたくなかった。

切実に。

「まあ、それは置いといて。美華ちゃん、優しすぎると苦労するよー?」

え・・・。

何でそれを葵が言うのよ。

「葵だって優しいじゃない。」

「え?嘘。」

無自覚??

まあいいけど。

「だって優しくなかったら、あんなこと言ってくれないもの。」

颯が、私を屋上に連れて来たがらなかった理由を。

私は多分、葵に教えてもらわなかったら、気づけなかった。

颯の優しさに。