ひねくれ者が集まって。

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「これより、星花学院高等部、入学式を終わります。」

司会者の声で、私の人生最後の高校の入学式が終わった。

入学式と言っても、中等部からの持ち上がりの人が多く、見慣れた顔が多い。

新入生は一足早く退場して、各々の教室に向かう。

「入学式、緊張しちゃった〜。」

「私も!」

皆が思い思いの話をする中、女子の間で話題になるのはやはり・・・。

「というかあの噂、本当なのかしら・・・?」

あの噂。

実は、この学校の教師の一人が、セクハラじみたことをしてくるらしい。

・・・あくまで噂だけれど。

「美華さん。何かあったら、また頼ってもよろしいですか?」

そう言ってくれるのは、なぜか中等部の三年間同じクラスだった、このクラスの女子の委員長。

“また”と言うのは、中等部時代に、家柄が高いおぼっちゃまに強引に交際を申し込まれたことを相談され、ちょっとだけ脅して助けた出来事があったから。

私にしてみたら対したことじゃないのに、すっごく感謝されて、その話は全校の女子生徒の間に3日で広がった。

まぁ、大半の子がいい家柄の娘で、問題行動になるかもしれないことをできないから、私が代わりに文句を言っただけ。

私は特待生として入ったから、例え退学になっても構わない。

その方が、泣き寝入りする女子が出るよりも数段マシだ。

・・・一人で泣くなんて、悲しすぎるから。

だから、もしあの噂が本当だったら、私がなんとかしてみせる。

「全然いいよ。最善の努力は尽くすから。」

安心でもさせるように、ニコッと笑えば、感謝の言葉が飛び交う。

本当、皆いい人達ばっかりだな。