「......ん」 朝起きてすぐに飲んだ薬が効いてきたのか。 急にまぶたが重くなってふわふわとした感覚が私を襲う。 窓の外を見れば晴天。 もし今日デートができてたら最高のデート日和となっていただろう。 夢ではせめて颯人先輩とデートがしたい。 そんな淡い期待を込めて私は重いまぶたをゆっくりと閉じた。 スマホを耳に当てたまま。