能力育成学園


「やっと、来たか。」

既にラボに着いていた柊先生が、
だいぶ遅れてやって来た私たちに
少し呆れたような表情を向ける。

………しょうがないじゃんかー!
スターを使うのって、大変なんだからっ。

私たちは、少し不満に思いながらも
「すみません………。」と、一応謝る。

「まぁ、いい。
じゃあ、早速こいつらから情報を
聞き出すとするか。
………先生方、No.7を使っても
構いませんね?」

くるっと他の先生たちに向き直って
発した言葉には、反論を許さないような
強い意思が宿っているようだった。

「いや、まぁ………。」

「か、構いません。」

「緊急事態ですし………。」

柊先生にモゴモゴと返事を返す、先生たち。
それは、肯定も否定もしない
曖昧な言葉ばかりだった。

「………ありがとうございます。
では、使わせて頂きますね。」

しかし、柊先生は肯定と受け取ったらしく
No.7の扉を開け始めている。

カチャカチャ

「………よし、開いた。
雷風、神風。
そいつらを、ラボ内に連れてってくれ。
お前らも中に入って良し。」

それだけ言うと、柊先生は
さっさとラボの中へと入っていった。