能力育成学園


私は、ラボに向かって歩みを進めている
柊先生と、まだ軽く怒っている若い先生を
交互に見た後、

「えっと………大地君。」

「うん。とりあえず、運ぼうか。」

大地君に声を掛ける。

大地君は、私が名前を呼んだだけで
言いたい事が分かったみたい。

既に、男子が相手をしていた
黒ずくめの人たちの入っている檻ごと、
風のスターで浮かせていた。

流石、大地君!
話が早いねっ♪


「わっ、ごめん!
ちょっとだけ、待って!」

私は、慌ててもう1つの檻に片手を向け
檻を浮かべ、私たちが立っている所まで
連れてくる。

「お待たせ!
ラボに行こうかっ。」

「そうだね。
もう、先生たちも行ってるよー♪」

そう言って、微笑む音色。

そういえば、いつの間にか他の先生たちも
居なくなっている。

私は音色に笑い返した後、
皆、少し駆け足でラボへと向かった。