やっぱりかぁ……。
まぁ、今ならバラしても大丈夫だよね?
「えっと………音色が見たままだよ?
スターを“同時に使った”だけ。」
「!!」
音色は、納得と驚きとが入り交じった、
複雑な表情をする。
そう。ダブルスターの私は、
幼いころから、スパルタ教育をされた。
伝統って奴かな?
雷風家の子どもは必ず、当主直々に
スターの使い方を叩き込まれるんだ。
………特に、ダブルスターの子は。
「そ、そんなことって………出来るの?
僕もダブルスターだけど………………
出来ないよ?」
「私は、幼いころから
スターの訓練してたからねー。
普通は、出来ないのが当たり前♪
私も滅多に使わないし。」
「そ、そっか……。」
まだ、少し戸惑ったままの音色は、
どうやら無理矢理、納得したみたいだ。
………しかし、納得していない人たちもいた。
「は、はぁ………?」
「んなこと………ただの学生に
出来る訳がねぇ!!」
私に向かって、声を張り上げる黒ずくめの人たち。
………って言われても、
出来るものは、出来るんだもん。
「あんたたち………大人でしょ?
人の言うことは、信じるものよ?
ていうか…………
今、亜琥亜が説明したでしょうが。」
氷華はやれやれといった様子で、
頭を軽く振った。
