その瞬間、向かってくる草と氷のスターは
かまいたちによってばらばらに引き裂かれ、
火のスターは、突然現れた水の九狐に
飲み込まれた。
しゅうりょーう♪
もうちょっと、手応えあると
思ったのになぁー………。
「「「はっ!?」」」
「えっ………!?」
黒ずくめの人たちと右隣にいる音色が、
驚きを隠せない顔でこちらを見ながら、
言葉を漏らす。
………左隣にいる氷華だけは、
呆れた顔でこちらを見てるけど。
まぁ………当たり前の反応だよね。
普通、こんなことできないし。
「亜琥亜、あんたもキレてたのね……。
まさか、本気だすとは思わなかったわ。」
そう私に向かって言いながら、
氷華は一つため息をつく。
「え?だって、学園を傷付けた人たちに
手加減とかいらないでしょ?」
私がそう言うと、氷華はもう一度ため息をつく。
むぅ………、
間違ったことは、言ってないのに!!
「まぁ、その通りだけどね。
………というより、あんたって昔から
自分の大事なもの傷付けられると、
すぐにキレて、性格変わるよね。
今も、性格が変わってるわよ?」
「えー?そうかなぁ………?」
自分では、変わんないと思うんだけど……。
「あ、あの!!
亜琥亜、一つ聞いていい………?」
と、私と氷華が話していると
少し戸惑いながら、音色が話し掛けてきた。
あ………、忘れてた。
いつの間にか、
黒ずくめの人たちも動いてるし。
けれど、私のスターを見たからかなぁ?
何もしてこない。
「うん、どうぞ。音色。」
まぁ、聞かれることは予想できるけど。
「じゃあ、遠慮なく……。
さっき………亜琥亜は何したの?」
