能力育成学園


「先生……少しだけ話してもいいですか?」

「お、おぉ。もちろん、いいぞ。」

用事がある奴はいないか?なんて言った割に
本当に手を挙げる人がいるとは
思っていなかったらしく、
若干驚きながらも笑顔で返事をしてくれた。


ありがとうございます。
そう先生に告げると、私は教卓の上に
上がり、教室を見渡した。

窓の外を見ている人、明らかに早く帰りたいと
思っている人……。
でも、私の話を真剣に聞いて
くれようとしている人が大勢いた。

私は、またしても泣きそうになった。

………氷華、火焔。
二人の言ったことは本当だったね。
嬉し過ぎるよ……。

そんな思いで、二人に向かって微笑むと
二人ともにっこりと笑ってくれた。

私はもう一度微笑むと
前を向いて、話始めた。

「いきなりだけど、まず一つみんなに
謝りたいことがあります。
私は、今までみんなのことを
騙していました。
本当にごめんなさい。」

私がそう告げた瞬間、教室には
えっ?なんのこと?みたいな雰囲気が漂った。

……そりゃ、普通は分かんないよね。
だって、わざわざ青眼なのを隠す人は
いないもん。