能力育成学園


キーンコーンカーンコーン

一時間目、開始のチャイムが聞こえる。
けれど、私はそんなことはお構い無しで
話を始める。

「えっとね……朝、柊先生に呼ばれてたじゃん
? 」

「やっぱり、あの時何かあったんだな。」

火焔が顔をぐにゃっと歪める。

「うん。それで……あの後、来賓室にいったん
だ。そこに…………お祖母ちゃんがいた。」

「お祖母ちゃん?何で?」

「お祖母ちゃんは……雷風家当主だから…。
柊先生が私をAクラスに行かせるために
来てもらったみたい。」

「……てことは……。」

さすが、氷華。
話の最後が、もう分かったみたいだね……。

「うん……っ!A…クラスに……
行かなきゃ…………いけなく…なった……。」

あ、れ……?
また、涙が出てきちゃったな…………。

「そっか……。とうとう、ね……。」

氷華は、私の頭をなで始めた。

やっぱり氷華がいると何故か安心するな。
昔からの癖がついてるのかなぁ……?