ガラガラ……
私は、泣きそうな表情のまま、
ドアを開けた。
HRは、とっくに終わっていて
教室の中は、私の気持ちとは裏腹に
楽しそうな声で溢れている。
「亜琥亜!?」
「なんで、泣いてんだ!?」
自分の席に着いたと同時に、
火焔と氷華は心配そうな顔をしながら、
話しかけてきた。
…………あーぁ。やっぱ、ごまかせなかったか。
二人には心配させたくなかったのになぁ……。
グイッ
「ちょっと来て!」
二人の質問に答えられず、
下を向いてうつむいていると
突然腕を引かれた。
「ちょっ…………!待って、氷華!」
「おい!置いてくな!」
私は、氷華のなすがまま、
着いていくしかない。
後ろからは、火焔が慌てて着いてきている。
