能力育成学園


私の方をチラッと見た後
リーダーっぽい人は、フッと笑いを漏らす。

「何言ってんだって顔だな。
まぁ、お前らからしてみれば
俺たちは敵だろうし。
仕方ないか。」

まるで、私の心を読んだかのような言葉に
少し冷や汗がでる。

「....まあ、俺には関係ないがな。」

そう呟いた彼は、
柊先生がいる場所に向き直る。

「さて、一応知っている事は全て話した。
もう質問は終わりか?」

「いいや、最後に一つ。
お前らのボスは誰だ?」

今日一番の真剣な顔をする、柊先生。
いつもの飄々とした態度が嘘みたいだ。

「....さあな。
知らないし、存在するのかさえ分からない。
俺たちはただ、幹部とやらから
間接的に命令されていただけだ。」

幹部....?
そんな人までいるんだ....

新たな敵の出現に
再びラボ内の空気が張り詰める。

「そうか。
じゃあ、質問は終わりだ。
....お前らを解放しよう。」

そう発した柊先生の言葉と同時に、
私は右手をひと振りする。

そして、彼らを閉じ込めていた檻は
呆気なく消えた___