........そっか、そうだったんだ。
私、けっこう不思議だったんだよね…。
“なんでこの学園が襲撃されたのか”
だって、学園みたいにスターを持った子たちが
通う学校は、日本中に5つほどある。
更に仕組みとか造りとかは、ほぼ一緒。
……だけど、1つだけ違うことがあったんだ。
ここでは、当たり前過ぎて見逃してた。
それは、“私たち、青眼の子がいる”ってこと。
今のところ、存在している青眼の人は
日本中で数人。
だから、私たちは
とても貴重な存在になるらしい。
火焔と氷華も同じ。
2人は、黄の瞳だけどあまりにも力が強い。
流石に青眼には及ばないけど。
だから、私たちが狙われたとしても
何の不思議も無い。
……何の目的で狙うのかは、知らないけど。
そこまで考えた瞬間、
ダァァン……ッ!と鈍い音がした。
音が聞こえてきた方向、
つまり後ろの方を慌てて振り返る。
すると、うずくまった火焔が
床に火がまとわりついた拳を立てていた。
「俺らの……せいだったのかよ……っ!」
火焔が苦しそうな声を漏らす。
小さな声だけれど、
今の静かな空間に響くには充分だった。
いつもなら、ここで私と氷華が
火焔を宥めに入る。
しかし、今は私と氷華だけでなく
誰も動かない。
……いや、動けない。
皆、ショックが多いのだ。
もちろん私も例外では無い。
だって、私たちが居なければ………。
「………はぁ。
お前ら、馬鹿じゃねーの?」
