「うわっ、冷た!何すんだよ、亜琥亜!」
私は、騒いでいる火焔の横を
通り抜ける。
「じゃあ、私急いでるから。
ばいばーい!」
「は?……いや、ちょっと待て!
おい!俺を無視するな!」
後ろで火焔が何か叫んでいるが、
無視して、再び職員室めがけて走る。
途中、色々な人に声をかけられたが、
適当に返事をして、走り続けた。
それにしても、職員室遠いなぁ……。
あ。そういえば、この“学園”の事も
言ってなかったや。
ここは、スターを持つ子ばかりが通っている
学校、“能力育成学園”。
で、略して“学園”。
でも、学園はクラスがあるだけで、
学年ってものがない。
だから、皆同級生だ。
一応年齢に応じて、初等部から高等部まで
進級はするけどね。
でも、飛び級制度があるから、
たまに高等部に小学生がいたりする。
そして、クラスは目の色で分けられている。
紫がEクラス、赤がDクラス、緑がCクラス、
黄色がBクラス、青がAクラスだ。
