千恋☆ロマンス Ⅰ 【かなりの加筆修正により、若干ストーリーが変わります】





『えー本当はって何?ふふ、東条君って変な事言うんだね。面白いね。』

「鎮め清めのカミウチ……って言ったら、分かってくれる?僕の事。」

『……っ!』



わたし達だけではない。

モノ達も、空気さえもその瞬間息を飲んだ。




「何それ東条君ー。永遠が超強そうになったー。」


絶世の美女スマイルで梓がケラケラと笑っても、それでも東条君は笑顔を崩さない。

自分は秘密を知っていると言っているように。
確信を持っているんだとでも言うように。




『何者……?』


「君をよく知る転校生。」


『それだけじゃないでしょ。』


「昼休み、見たよ。君が生物教室でしていたコト。お見事だったな。」



にっこりと、効果音が付きそうな笑みを東条君は浮かべる。
それとは対照的に、前と横からの視線が痛い。




「永遠……?まさか忘れたの?アレ。」

「俺、言ったよな……?」



もう一度言おう。梓と玲からの視線が痛い。

でも私確かに結界を作ったはずなのに。

今日に関しては絶対的に自身があるんだけど……。



それでも東条君は“見た”と言う。

食い違う私と彼の言い分。

頭の中に一つの過程が生まれだちょうどその時、先生の「そろそろまとめに入れよー」という声が聞こえて、一旦この話は保留となった。


この班の空気は授業の終わりまで史上最悪に凍ったままだった。