「して・・・本当に光巫女は使えそうなのか?」

長年、九尾の封印を影から見守ってきた老人達。

”影五人衆”

すべての陰陽師の長であり、すべての理を統べる者。

その中の一人の老人は目の前の青年に問いかける。

「光巫女としての資格があるのはご存知のはずです。東峰院家へ嫁ぐのは決まっていたこと。あのお方もいることですし・・・」

「そうだったな・・・ 円を東峰院家当主まで育て上げた人物なのだ。自分の立場もわかっておるじゃろうて・・・」

皮肉な笑みを浮かべる老人たちを、人形のように人にらみすると、そのままその部屋から立ち去る。

すべては此の世の理などには興味はない。

九尾の封印も、世界の終わりもどうだったいい。

自分にはやらなければいけないことがある。

そのためならば、邪にでも悪にでもなってやる。

「すべては・・・君主への御心のままに・・・」