千年前。

人と妖怪が共存し、生きていた頃。

一人の少女が生まれた。 名を栴(セン)という。

少女は物心ついた時から物の怪が見え、それらを封印する力を宿していた。

栴は人々に害を成す妖怪から守り、いつしか光巫女と呼ばれるようになった。

そしてーーーーー

大妖怪が現れた。九本の尾を持つ狐銀狐(ギンコ)。

錚々たる陰陽師が封印を試みたが、強大なる力を前に命を落として行く。

栴は安倍晴明に仕えし式神 十二神将を従え、銀狐の封印を実行する。

その戦いは壮絶なものだった。栴は自分の命と引き換えに封印に成功した・・・