「菖蒲ちゃんが倒れたのは、九尾の復活にアテられたから、ということか・・・」


どうして彼女ばかり、こんな目にあってしまうのだろう。


体にも心にも深い傷をおうのは、いつも彼女だ。


「必ず守るためにいるんじゃないのかっ!僕は・・・」


『主よ、今はそんなことを言っている時ではない。某たちは戦うことでしか、この娘を助けることは出来ぬ。主とて、わかっているのだろう?』


「わかってるさ、そんなこと・・・因果に繋がれているのは僕も一緒だ。それを断ち切るためにここにいるんだっ!」


運命なんて、自分たちの力で変えて見せる。


それが、僕の存在意義だ。