「赤い焔 天を舞う翼 灼熱の焔で身を焦がし 我の救いとなれ 朱雀!」

頭の中に浮かんだ言葉を無意識に叫んでいた。

体の芯から熱くなる感覚が菖蒲を襲う。

全身の力を抜かれるようで、立っているのがやっとだ。

天一が力を貸してくれているから踏みとどまっていられるけれど、そうでなければ今頃は気絶してしまうほど身体が軋んでいる。