光の巫女

「お姉ちゃん・・・?桜お姉ちゃんなの?」


か細い声で名を呼ばれたかと思えば、いきなり抱きつかれた菖蒲は、動揺を隠せなかったが、その声には覚えがあった。


失踪したはずの姉、桜だ。


東峰院家の皆に協力してもらい、捜索してもらっていた。


が、一切見つけることが出来なかった。


生死がわからず不安な日々を過ごしていた菖蒲。