夢うつつの呪を掛けられた菖蒲だったが、円や凪の助けもあって、その後は何事もなく日々が通り過ぎて行った。


けれど、何者かが故意に九尾の封印を解こうとしているのではないかと言う円の言葉が引っかかり、菖蒲はより一層修行に力を入れていた。


「・・・あのさ、なんでそんなに怖い顔してるの?」


「いえ、別に。私が貴女様に対して怒るなどと、そんなことあり得ませんわ」