「それとも、また今朝のように素直にしてやろうか?」

そっと耳元で囁く円。今朝の甘く紡がれた言葉を思い出し、また赤面する。

自分はこんなことに慣れているわけではないのだ。

「・・・・もう、円なんか嫌いなんだからっ!」

大声で叫ぶ菖蒲と、それを楽しそうに見る円を傍観する者が一人。

「仲良きことはいいことと存じます」

今日は穏やかな日になりそうだと、海はそっとお玉を置いたのだった。