こっちを向いて、恋をして。

振り返って顔を見て、パッとすぐに戻した。

“知ってる”んなら、そんな顔やめてよ。
あたしの胸の奥が、きゅっと狭くなる。


両手で握ったイチゴオレ。

あたしが一番好きな飲み物なのは、ただの偶然……なのかな。


イライラ、モヤモヤ、シュンとする感情の中、

どうして今朝、一緒に登校出来なかったのか、後から優衣に聞いてみようと思うあたしは、

とことん朝日のことが好きみたい。



休むとか、体調が悪いというわけじゃなさそうだったから、大して気にしていなかった優衣の理由。

でもそれは、あたしにとっても朝日にとっても、すごく大きなことだった。