こっちを向いて、恋をして。



結果は、うちの学校の負けだった。

3年生が主体の練習試合で、大きな大会とかではなかったからかもしれない。
負けてもみんな、清々しい顔をしていて。

「ありがとう」と、言われているのかな……。

先輩にポンポンと、肩を叩かれている朝日の姿を見て、何だかとても嬉しくなった。


そして……

応援に来ていた周りの人は、もうみんな帰ってしまったというのに、あたしと優衣は残ったまま。

その理由はひとつ。
朝日に話があるって、言われてるから。


片付けとか、反省会とか、着替えとか、色々あるのかな……。

なかなか姿を現さない朝日。

「……忘れて帰ってたりしないよね?」

優衣に問いかけてみると、「それはないんじゃない?」と、苦笑された。


待っている時間は憂鬱すぎて。

話って何だろう……とか、考えてしまう。

もしかしてって、思っていることはあるけれど、それは夢のまた夢すぎて。