こっちを向いて、恋をして。


「でもさ、戻って来るの遅かったじゃん」

「あぁ……サッカー部の顧問にも呼ばれてて」

「もしかして、そっちでも処分喰らった?」


……えっ!?

一度逸らした視線を、あたしは慌てて朝日に戻す。

すると、


「んなわけねーだろ。何で今更」

朝日はすぐに否定していて。

もう……びっくりした。
もし万が一、そんなことがあったら、どうしようかと……。

「へー。じゃあ、何で呼ばれたの?」


きっと、問いかけたクラスの男子に、深い意味はなかった。

自然な話の流れで、聞いてみただけだと思う。

だけど、


「それは……」

朝日は何故か口ごもって、

「まぁ、大した話じゃねーよ」

答えをはぐらかした。


「……」

同じサッカー部じゃないから、それほど気にならないのだろう。

「ふーん」なんて、適当に鼻で返事する男子達。

だけどあたしは、気にせずにはいられなかった。

だって……。