こっちを向いて、恋をして。



その後、授業は中断。

俺は外に出るように言われ、その瞬間、大西が立ち上がろうとしたけど、あえて無視をした。

そして、先生に連れられ、辿り着いた社会科準備室で、みっちりお説教。

解放されたのは、5限目の授業が終わる時間で。

教室に戻る……と、


「あっ、石丸お帰り!生きてた?」

まず面白がるように声をかけてきたのは、クラスメートの男子。

「生きてるよ。てか、めっちゃ怒られて、ケータイ一週間没収」

俺が答えると、「えー!」と、クラス中から悲鳴が上がる。

そんな中、


「ごめん……」


色んな人の声を押し退け、前に出てきたのは大西。

大西はとんでもなく落ち込んでいる様子で。

「そういえば、大西さんのこと庇ったんだってー?」

男子の誰かが言う。


「……」

そっか。言ったんだ。
別に黙ってれば良かったのに。

わざわざ言う必要なんてなかったのに……と、大西に目を向けるけど、俯かれていて気付かない。

そこに、