こっちを向いて、恋をして。



……そんなこんなで、辿り着いた遊園地。

日曜ということで、そこは沢山の人で溢れかえっていて。

メルヘンチックなBGMや、周りの人達の笑顔が、まだ何もしていないというのに、自然とワクワク楽しい気持ちにさせてくれる。


「わーっ!遊園地とか久しぶり! ねぇ、何乗る何乗るっ!?」

みんなの前をひとり駆け出して、あたしは振り返り声を弾ませる。

「ひかりちゃんは相変わらず元気だね」

と、微笑む直大さんに対し、

「小学生みたいだな……」

と、軽くため息をつく朝日。

優衣はいつものように、クスクスと笑ってて。


こうしてみると本当に、あたしひとりだけ子どもみたい……だけど、これでいい。


「せっかく来たのに、楽しまないでどうすんのっ!?」

あたしは朝日に向かって、頬をプクッと膨らませた。




でも……本当はね、こんなつもりじゃなかった。

こんなにはしゃぐつもりなら、こんな動きにくいワンピースなんて選んで来なかった。