「ヒィーーーーッ!!」 「待てッこのチビ!!」 更に怖い声が聞こえてきたよー! こうなったら かくなるうえは最終奥義だ! 開いていた窓に足をかけ勢いよく飛び出す。 「オイッ!ここ三階だろッ!!」 切羽詰まったような声が後方から聞こえてきたが気にしないで、目の前にある木の枝にしがみついた。