「あだっ!」 抱きついた塊から奇声が聞こえてきた。 「あんたは、またそうやってタックルしてきて」 「うへへ…」 「輝は華奢なんだから変に身体を使わないの!」 「使ってないじゃん」 そう言って、笑いながら腕の力を強める。 「私を絞め殺すつもりか、あんたわ!」 「いっ…!!」