だから、先生の顔を見てから頷いて國本くんの後についてった。 「……な、あいつヤバい…」 「なぁ、なんで村上赤くなってるわけ?」 「えーマジ?お、マジだ。ちょーあけー」 「もしかして、輝の可愛さにやられたとか」 「「「それ、ありえるわー」」」 あたしが去った理科室Bで、そんな会話が繰り広げられていたことをあたしは知らない。