その後、迎えに来た麗子さんにお兄さんは気持ちを伝えると、 ――麗子さんは涙を零して喜びました。 お兄さんは、一度も私には着いて来て欲しいとは言いませんでした。 お兄さんはいつまでも、人に頼るだけの人ではないのです。 ちょっぴり麗子さんは子ども扱いし過ぎた様です。 それからの日々は、麗子さんの手配で猛スピードで過ぎて行きました。 私とお兄さんが離れる、 カウントダウンです。