そん時の真夏といったら、泣いて泣きまくって、ずーっと泣いてた 「なにそれ、はっきりしてよ春」 寒さでか、少し頬が赤い真夏 それに制服のままだから下にきているカーディガンを伸ばして手を隠している 一度家に帰ってから行こうと言えばよかったな そんな事を思いつつ、真夏の手を握る 「これで少しはあったかいだろ?」 「..うん、あったかい」 照れながらもそう言う真夏 一つ一つの仕草がかわいい、愛おしい 絶対、離したくないんだ *