「そこは心配いらぬ、副長から刀代はもらっている」 「へえー、あの人が」 意外だ かなり意外だ そして明日の天気が心配だな 「まあ、刀代はお前の今月の稼ぎから引かれるだろうがな」 「...ああ。ソウイウコトデスカ。」 なんとなく納得した俺は支度のすんだ斎藤さんの後ろをついていくのだが、斎藤さんはあの有名な浅葱色の羽織りをきていない 「斎藤さん、あのなんか浅葱色の羽織りみたいなのきないんですか?」 *