木刀を構えて藤堂さんを見る


少し小柄だが、どこが希薄に満ちている藤堂さん




俺はヒュンヒュンと二、三回素振りをすると審判の近藤にこくんと合図を出した




「では、両者構え!」



グッと木刀を持つてを強める



「始めっ!」




ガァツーーーンと木刀が交わる音と周りの歓声



確かにこの人は幹部というだけ速いし重いけど、やはり昔、やり方が古い




これなら...いける!