でもなんで総司は見知らぬ俺にここまでしてくれるのだろう



そりゃまあ、この時代で始めて会ったのは総司だ


けど、出会ってまだ二日


「総司、なんで俺にここまでしてくれんの?それに..俺のこと疑わないのか?」




キョトンとした顔で俺をみたかと思うと突然笑い出す総司



「春って面白いこというんですねえー。」



「総司、俺真面目に聞いてるんだけど!!!」

大声でそう言うといきなり少し考えた後、キュッと口元をしめる総司


「んー、何故でしょうか、なんとなーくですかね」



「な、なんとなく?」



「あ、でも面白そうだなって思った...が一番ですかね。
それに貴方は信じられる。そう思ってしまった。武士の直感と袖擦り合うも他生の縁って事ですかね」