土方も目を丸くしてスマホに釘付けになっている

そんな土方をパシャりと記念に一枚スマホでとってそこにいる人全てに見せる



「これ、スマホって言います。未来の連絡手段みたいなもので、他にも写真っていうこういう感じのやつだったり、音楽とかも聞けます」



「こ、これは...」



近藤さんはキラキラとした笑みでスマホの画面に映る土方を見る




「これじゃあ、信じてくれませんかね?」






「...。お前、出身は?」





少しの沈黙の後口を開いたのは土方



「とう...江戸です」



「刀を握ったことは?」



「刀というか..剣道ならそこそこ」



一応、剣道部だった俺


親父がもともと剣道馬鹿だったからその影響で剣道部を小中高としていた



「じゃあ、ここの隊士になれ」



「はい...ん?」